【言葉の罠】安いだけで、話を進めてはいけない。
【本来の目的を忘れてはいけない】
安いだけで話を進めても、良いことなど一つもない。
目的は何か、誰が対象なのか、どれくらい効果があるのか、を見極めてから話を進めるべきである。
雑誌の広告掲載について、例を取り上げる。
まず、雑誌に載せる「目的は何か」を考える必要がある。
そう、目的は雑誌による「集客」である。
次に「誰が対象なのか」を考える必要がある。
そう、対象は「自社商品を購入を検討しそうな層」である。
最後に「どのくらいの効果があるのか」を必死に考える必要がある。
そう、「費用と広告のバランス」である。
バランスは合っているのか、反響率の数値はどうなのか、など考えることが山ほどある。
意外とそこまで考えて、物事を決定している人は実に少ない。
相手の雑誌の営業マンに踊らされて、
「見開きのページと中6ページで15万円なので、やりましょう!!」
「こんなにページを確保出来て、15万円は安い、本来なら80万円します。やりましょう」
こんな感じである。
実際に、あった話なので驚いてしまう。
【言葉の罠】
では一体、何が原因でこのようなことが起きるのか。
それは、期間限定というワードの罠である。
人は期間限定と聞くと、思わず心が揺さぶられるのだ。
「御社には期間限定で見開きと6ページで特別価格で15万円でやらせて頂きます!」
「一万部発行していまして、それで15万は破格です!!」
一瞬、1万部発行で安いかも知れない、と思ってしまうのだ。
あなたは、相手の口車に載せられてはいけない。
相手は「あなたの会社がその雑誌の集客に合っているか」など、一切頭にない。
それもそのはず、「雑誌に掲載してもらうのが、仕事」だからである。
間違えても、あなたの会社に「本当にメリットがあるか?」など、頭の片隅にもない。
その口車に乗せられて、そのまま上司や広報担当に話しても、鼻で笑われてお終いである。
決して、相手の話を鵜呑みにしないことである。
また、真逆に考えてみて欲しい。
もし、人気が殺到している雑誌や、載せる業者に困っていないのならば、そもそも「期間限定」で行うはずがない。
つまり、相手側は藁にもすがる気持ちで、話を持ち掛けてきているのだ。
大事なので、何度も言うが「あなたのメリットなど、相手の脳みその中には一欠けらもない」ということだ。
期間限定、特別価格などには、要注意である。
【追伸】
よく福袋や特別プライス価格で売り出している商品がある。
事実を知っているだろうか。
福袋は、売れ残りの寄せ集め。
特別プライスも在庫処分の為。
また、期間限定を謳う会社もあるが、ずっと期間限定を繰り広げているところもある。
それだけ、困っているのだ。
あなたには、本当に欲しいものを適正価格で購入頂きたい。
【追伸の追伸】
たまに目玉商品もあるから、やめられないのである。