失敗に、ビビッていては成長など出来ない
失敗から逃げても、必ず失敗する。
それならば、勇気を持って一歩踏み出そう。
手っ取り早く、成長するには「とにかく失敗する」しかない。
第一線で働いているプロも、そこからプロがスタートし始めたのである。
そもそも痛い思いをしなければ、学ぶことなど出来ないのだ。
あなたを創ってきた何十年をいきなり変えることは不可能であるし、一回の間違いで完ぺきに直る人もいない。
つまり、何度も失敗して立ち上がる以外に成長の道はないのである。
映画や漫画もそうではないだろうか。
失敗せずに成功しかしていない映画を、誰が見るだろうか。
負けずに圧倒的に勝ち続けている漫画を、誰が読むだろうか。
ビビッて失敗から遠ざかっているあなたに忠告したい。
その行動こそ、一番遠回りな成長である。
ここで大切なのは、下手な見栄やプライドを気にするのではなく、どんどん失敗して学び続けようということだ。
失敗から逃げずに、反省を繰り返せば必ず成長出来る。
僕にも経験があるが、反省したのちに課題をクリアできると楽しい。
心の底から興奮と感動がこみ上げてくるし、また次もトライしよう、という気持ちにもなれる。
そうこうしているうちに、次第に失敗を恐れるどころか、自分の失敗パターンが分かってくる。
失敗のパターンが分かれば、失敗は激減する。
ちなみに、失敗の8割の原因は、「あなたの性格とリンクしている」ということに気付くはずだ。
人の仕事の能力にそれほど大きな差があるとは思えない。
もちろん、エジソンなどの天才を除くが、それ以外の人間の能力など、ほぼ変わらないと思っている。
あらゆる仕事において、能力の向上も大切だが、人間として一番成長させなければいけないのは、性格である。
お客様にキレてしまったり、上司にキレてしまったりするのは、あなたの精神年齢が未熟だからである。
少し傷つくことを言われただけで、落ち込んだ顔をし、少し嫌なことを言われただけで、憤慨する。
感情の起伏が激しいことは、サービスマンの最低条件だが、コントロール出来ないと苦労がふいになる。
歯を食いしばって我慢することも大切だし、感情を抑えることも大切。
まずはつべこべ言わず、失敗して性格を直そう。
あなたの性格を改善する方が成長速度は圧倒的に早い。
それが一番の成長する近道である。
追伸
感情の起伏は仕事のモチベーションに起因する。
悔しい時こそ、その熱量を仕事に向けよう。