出世しない人は、揚げ足取り名人だ
出世しない人の特徴に、他人の粗を指摘する癖がある。
揚げ足を取った張本人は、その瞬間は気持ちよいと思うが、回りまわって100倍で跳ね返ってくる。
揚げ足を取られた人は、そのことを一生忘れない。
忘れているのは、張本人ただ一人である。
気付かぬうちに、少しずつ敵を増やし、飽和した瞬間に一斉射撃を食らって、ジエンドである。
第一次情報なので、まず間違いない。
また揚げ足を取ることを主としている人の特徴として、被害妄想癖が挙げられる。
それもそのはず、圧倒的に自信がない人は、他者の間違いを指摘することで、精神の平安を保っているからだ。
あなたはそうではないと思うが、指摘したいポイントがあっても黙ってあげるのが大人である。
大人になるのは年齢を重ねるだけで簡単だが、精神的に大人になるには少しコツがある。
それは、相手の悪いところや間違いに目を向けるのではなく、相手の良いところに目を向けることである。
相手の欠点を指摘するのに、知恵は必要ないが、良いところに発見するには、知恵がいる。
知恵がつかない限り、相手の欠点ばかりに目を向けてしまう人生で終わってしまう。
ビジネスにおいては、相手の良いところを見抜く力が無ければ、「周囲は全て敵!」と感じてしまう。
例え親切なことをされても、全て斜に構えてしまい、本来とは違う解釈をしてしまう。
反対に、相手の良いところを見抜く力がつくと、相手のことを許せるようになる。
なぜならば、許せるということは、相手に愛情があって初めて「許す」ことが出来るのだから。
この「許す範囲」の広がりによって、あなたの器と出世が決まる。
課長は次長に許され、次長は部長に許される。
部長は取締役に許され、取締役は社長に許される。
許すということは、社会と同じくピラミッド型になっている。
このことに気付いたあなたは、揚げ足など取っている場合ではないのだ。
あなたはこのブログを読んでいるくらいだから、出世したい人なのだろう。
それであれば、他人の揚げ足を取っている時間などない。
許される側ではなく、いち早く許す側にまわろう。