「不器用なヤツ」ほど、売れる。 僕はこうして営業を磨いてきた【不動産営業・住宅営業のコツ】

19歳で天涯孤独になる。力もコネもなく、残されたのは話術のみ。数字のみがモノを言う営業の世界で、最年少会社役員に抜擢。 話術は鋭利な刃物にもなれば、人を感動させる道具にもなる。紙一重の営業の極意を無料で公開。 あなたの3分の隙間時間に読んでみて欲しい。

売上を諦めたら、売上が10倍になった話【営業のコツ】

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目次

 

 

営業の売上と考え方

 

当時の悩みは、とにかく売上を挙げることだった。

いつも頭の中で、「売上、売上、売上」と、呟いていた。

それを見かねた上司が声をかけてくれた。

今でも覚えている。

的確な言葉だった。

 

 

「売上を上げることと、お客様の為になっていることって、違うんじゃない?」

 

 

電撃が走った。

 

一つもお客様のことなど考えていなかったのだ。

 

自分が進めたい商品を熱弁し、「これが良いと思います」と根拠のない進め方をしていた。

 

売れるはずもない。

 

例え売れたとしても、そんな人から次も買おう、なんて思わない。

あの言葉を頂いてから、売上は二の次、三の次と思うことにしたのだ。

 

売上を気にしないことによる恩恵

 

売上を頭から排除すると、意外にもスッキリして話せるようになった。

何より「目の前のお客様に執着しなくなった」のだ。

これほど良いことはない。

執着心を持つと、言葉の端々にでる。

これほど嫌なことはない。

ここで、大きなことに気づいたのである。

 

「お客様と会うまでが営業で、会ったあとは営業しちゃいけないんだ」

 

お会いしてからは、お客様の話をしっかり聞いて、相談にのることが一番なのだ、と。

このことに気が付いてからは、早かった。

 

グングン成績は伸び、紹介は増え続け、20代で最年少役員として抜擢されるまでになった。

今も、常に頭の念頭に置いてあることがある。

「お客様の悩みを自分のサービスや商品で、解決できないだろうか」

この一点のみに全神経を集中させている。

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クレーム客を断ることが出来る

 

目の前のお客様に対して、売上の執着がなくなると不思議なことが起きる。

 

クレーム客を瞬間的に断ることが出来るのだ。

 

今までは、「売上の為ならば、クレーム気質な客もお客様だ」と、念じて踏ん張っていた。

ただ、クレーム気質なお客様はもともと出会う前から、下心を持っているので、何をしてもクレームになる。

クレームによって、膨大な時間と精神が削られる。

あなただけの問題なら良いが、周りを巻き込んで、体力と知力を奪っていく。

ある時思ったのだ。

 

「お客様は神様だ」と叫ばれているが、補足が足りない。

「極一部を除いて、お客様は神様だ」が足りていなかったのである。

 

ただ、勘違いしてほしくないのが、クレーム気質の客は5%前後の客だけであって、残りの95%はとても良いお客様である。

 

クレームを起こす95%は、あなたの問題であって、何でもクレーム客だ、と叫んではいけない。

 

ただの実力不足である。

ぜひ、あなたには本当のクレーム客を断り、その時間を大切なお客様に費やしてほしい。

そうすれば、あなたの周囲は笑顔で包まれ、黙っていても勝手に売れるのだ。

 

 

最後に

 

仕事において、一番大切な言葉を頂けた。

たった一言で、考え方が変わることもある。

変えることが出来る人は、素直に反省している人、全力で物事に取り組んでいる人しか変わらない。

 

どんなに仕事での極上のエッセンスを話したところで、気が付かなければ意味がない。

気付いたとしても、実行しなければ意味がない

 

つまり、本気で打ち込んでいないと行動が出来ないのである。

あなたも周囲の言葉を素直に聞いて、実践してみて欲しい。

上手くいかない理由は、あなたより周囲の人がよく知っているはずだから。

 

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