「不器用なヤツ」ほど、売れる。 僕はこうして営業を磨いてきた【不動産営業・住宅営業のコツ】

19歳で天涯孤独になる。力もコネもなく、残されたのは話術のみ。数字のみがモノを言う営業の世界で、最年少会社役員に抜擢。 話術は鋭利な刃物にもなれば、人を感動させる道具にもなる。紙一重の営業の極意を無料で公開。 あなたの3分の隙間時間に読んでみて欲しい。

時代遅れな営業トークでは売れない‼『現役トップセールスマンの話し方、11の気づき』【住宅営業の極意】

 

f:id:hideyoshi0404:20190607231734j:plain

 

 

 

目次

 

意識するだけで、結果が変わる。

 

営業は商品を話せばよいだけではない。

話す順番や話し方が最も大切だ。

 

昔は、商品を話すだけで、何でも売れた時代があった。

だが今は、それだけでは足りない。

 

お客様も、営業マンと同じくらいの知識がある。

だからこそ、知識の勝負ではなく、分かりやすさ、感じのよさが決めてになる。

 

ぜひ、参考にして頂けたらうれしい。

 

①話したいより、聞きたい。

 

営業の会話の基本だ。

 

営業の方は、自分がしたい話より、お客様の聞きたい話をしよう。

 

多くの方は、自分がしたい話を無意識にしてしまう。

 

「当社は初めてですか?」

「土地は決まっていますか?」

「いくらで建てたいですか?」

 

順番が逆だ。

 

「家を建てたいと思ったきっかけは何ですか?」

「家を建てたら、どういう暮らしをしたいですか?」

 

まず、お客様を「知らない」といけない。

一組、一組、建てる理由も暮らし方も違う。

だからこそ、先に聞くべきだ。 

 

お客様を知って、そのあとに自分の事を知ってもらう。

ここで、やっとスタートラインである。

 

信頼を得たあとは、自分から質問し続けなくてもよい。

 

そのあとは、お客様がたくさん話してくれる。

 

そうなれば、的確にアドバイスするだけで、お客様はメロメロだ。

 

ぜひ、試してもらいたい。

 

②話す順番は、まず結論。

 

話す順番を意識すること。

 

まず結論を、最初に持ってくるのだ。

 

話す内容が同じでも話す順番が違えば、伝わり方が何倍も変わる。

 

ビジネス社会で浸透している「起承転結」ではうまくいかない。

 

①結論

②理由

③具体例

 

結論は常にシンプルを心掛ける。

長い言い回しは必要ない。

 

理由も一つだけに絞る。

5~10個の理由の中から、一番知りたいことを一つ話すこと。

 

意識するだけで、

今まで以上に相手に伝わり、知的にみえる。

 

 

f:id:hideyoshi0404:20190607232207j:plain

③常にポジティブな話し方をする。

 

ここでいうポジティブは、少し意味が違う。

希望を与える話し方の紹介である。

 

例)住民票がないと、土地決済が出来ません。

  住民票があれば、土地決済出来ます。

 

意味は同じ事だが、伝わる印象は天と地の差がある。

 

例)13日の午後からしか、打合せ出来ません

  13日の午後からなら、打合せ出来ます

 

比べると、違いに気が付く。

しかし、実際に使いこなせる人間は少ない。

 

使いこなすだけで、他より一つ抜きんに出ることが出来る。

 

④惹きつける話し方。

 

声のトーンスピードを意識してください。

 

まったく同じ商品にも関わらず、売れる人と売れない人がいる。

 

話す内容が同じでも、「また話を聞きたい」と思われる方と思われない方がいる。

 

音楽で言えば、楽譜は同じでも奏でる人によって伝わり方が違うという事だ。

 

つまり声のトーン、リズム、スピードをどれだけ意識しているのか。

 

伝え方が上手な方は、意外に多い。

しかし、惹きつける話し方が出来る人は、非常に少ない。

 

ぜひ、1トーン上げて話そう。

 

 

 

トップセールスマンのポイントは話し方だけではない。

お客様をメロメロにする魔法の言葉が存在する。

詳しい内容はこちらを参考にしてほしい。

juutakueigyou.hatenablog.com

 

 

⑤一文一意。

 

一つの文章に一つの意味

 

熱弁すればするほど、一文が長くなる傾向になる。

 

とにかく簡潔に一文でまとめる事。

 

その上で、メールのやり取りも一文で簡潔を心掛けること。

 

メールなども一文が長いと、「あとで読もう!」と後回しにされる。

 

そして文章や話し言葉には、大切なことがあるのだ。

 

それは、「リズム」が良いという事です。

 

僕は音痴ですが、会話は音痴ではありません。

 

一文一意は、リズムを作ることができる。

 

意識すれば、音痴ではなくなる。

 

 

f:id:hideyoshi0404:20190607231808j:plain

⑥背中を押す、ひとこと。

 

お客様がどちらにするか悩んでいる時に、よく使うフレーズがある。

 

「個人的には、~と思います。」

これはお客様の意思が、分かっている場合に使う。

背中を押す言葉だ。

 

また、お客様の意向が分からない場合には、

 

「一般的には、~です。」

 

意思決定は、お客様にさせるのです。

 

決して、「こちらが良いです」とは言わないこと。

 

しっかり悩ませてあげた上で、背中を押すことが大切。

 

それがお客様にとって本当に親切なことだから。

 

 

⑦余計なひと言を、いわない。

 

営業トークをじっくり観察すると、余計なひとことで損をしている。

 

商品によっては、高額商品を扱う職業もあるだろう。

 

高額な物を買えるということは、社会的地位が高いケースが多い。

 もちろん、お客様の勤めている会社においては、トップ集団だ。

 僕たちより社会的地位が高い場合も多い。

 

トップ集団の人たちに、蛇足を続けると、あっさり関係が途切れてしまう。

 

また、3代目経営者に多いのだが、話を聞き続けてくれる人がいる。

 

それにつられて、ペラペラ先生面で話していると、ジ・エンドだ。 

 

余計なひと言をいわないことだ。

 

コツは、シンプルだ。

「聞かれた質問のみ、的確に答える」

 

「今」から試してみよう。

 

 

⑧電話の語尾のトーンを下げない。

 

電話の取り方で、大きく損をしている方が多い。

 

顔が見えない相手だからこそ、声のトーンを意識しよう。

 

そして、ここが一番大事なところだが、

 

電話の終わり際にトーンが下がる。

 

それまでの電話対応が完璧でも、最後の最後で「素」が見えてしまう。

そこに「違和感」を覚える人もいる。

お客様は電話対応が気に入らないだけで、その商品は買わない。

 

会話を聞いていると、最初は明るいが、最後の語尾にかけてトーンが下がっている方が多い。

 

終わり際は、「美しく」を心がけよう。

 

 

同じく電話で気をつけるべき、一言とは?

juutakueigyou.hatenablog.com

 

 

 

⑨本当のイエス・バット話法。

 

f:id:hideyoshi0404:20190605160604j:plain

世間一般に言われているイエス・バット話法は、

 

「そうですよね。ただ~です。」

 

肯定したのち、否定する方法。

 

しかし、本当のイエス・バッド話法は、

 

僕たちが質問をして、お客様自身が否定する方法だ。

 

 

例えば、トヨタのクラウンを買うお客様に「高いな」と、言われた場合、

 

【普通のイエス・バッド話法】

「そうですよね、ただトヨタでも高級車ですから、高いです。」

 

【本当のイエス・バッド話法】

「そうですよね。ただ、何と比べて高いとお考えでしょうか。」

 

この違いが分かる方は、センスがある。

ぜひ、使いこなして頂きたい。

 

驚くほど、効果があることに気づくはずだ。

 

 

⑩業界用語・専門用語を使用しない。

 

大部分のお客様は素人である。

 

当たり前の顔で、業界用語を使う人を、お客様は説明が分かりにくいと感じるはずだ。

 

遠回しに、

お客様に対して「勉強不足ですよ」と伝えているようなものだ。

 

知的に話しているように感じるのは、本人だけ。

 

 

本当の知的な話し方は、

小学生にも分かるように話すことだ。

 

慣れ親しんだ社内で使う言葉を、平気でお客様に話している。

 

「地役権があるため、制限がかかります。」

建築用語だが、理解出来るだろうか。

 

ぜひ、「専門用語」を使わず、話してみてほしい。

 

お客様の目の色が変わる瞬間に、立ち会えるはずだ。

 

 

 

⑪あえて、天然なフリをする。

 

賢いふりをすると、相手は本音を言いません。

 少し抜け感を出すと、相手の緊張が和らぎます。

 

「普段は完璧に仕事をこなすが、ドジな面も見せる」

 

そうすれば相手は気を許し、本音を言いやすい環境がつくれる。

 

実際に、お客様から何度も言われてたことがある。

「秀吉さんって、そういう一面もあるんですね。安心しました。」と。

思わず、「安心とは何ですか」と聞き返した。

 

そうすると、「なんでも完璧にするから、私たちもミスしちゃいけないと思っていました」

これを聞いた時に、「プレッシャーを与えていたのだな」と思い、少し忘れ物をすることにした。

 

それからは、多くのお客様に「気軽になんでも話せる」と言われるようになった。

 

これは、実話である。

 

マメ過ぎる心配性のあなたも、ぜひ試してほしい。

 

 

 

こちらの記事も参考にしていただけたら嬉しい。

juutakueigyou.hatenablog.com