キッチンメーカーがあえて言わない天板の特徴【住宅の知識】
キッチンは女性にとって、家庭において一番重要な場所になる。
「毎日使うものだからこそ、長く大切に使いたい。」という声が非常に多い。
目次
キッチン天板の特徴
今回は3つのキッチン天板についてお話することにする。
人気は水晶か大理石か?
・水晶の天板~ダイヤモンドの次に硬いと言われている水晶。
天然の水晶を90%使用した天板がある。
硬さも汚れの付きにくさも、トップレベルである。
・人造大理石~傷や汚れをサンドペーパーで削って使い続ける人造大理石。
あるメーカーでは、同じ個所を数年削り続けても問題ない商品がある。
つまり、傷がついたり、汚れが染みたりする度に、自分でメンテナンス出来るキッチンだ。
前のブログでも記載したが、人造大理石には定義がない。
メーカーごとに特徴が異なる。
もっと言えば、人造大理石の天板の厚さも異なるので、衝撃の耐久性も違うわけだ。
ぜひ、新築やマンションなどのキッチンを見る際は、「どこのキッチンで、天板は何を使用しているか」を見てほしい。
何でもそうだが、あとから知るより先に勉強していた方が、後悔は少ない。
高い買い物をする際には、即決で決めず、吟味しよう。
セラミック天板の勘違い
某メーカーで、セラミックキッチンが流行っている。
とてもスタイリッシュで、強度も素晴らしい。
ただ、メーカーが言わない事実がある。
それは、「角が欠ける可能性がある」ということだ。
直角に曲がる箇所は、天板より衝撃に弱いということ。
実際にメーカーの人に教えて頂いた。
欠けてクレームになるケースもあるそうだ。
ただ個人的に思うのだが、セラミックの強度が非常に硬いことが浸透し、お客様が「セラミックは傷つかないもの」と思ってしまうのも原因だと思う。
また、メーカー側もメリット・デメリットをしっかり伝えるべきだ。
どんな素材も欠けたりしないものはない、と。
前のブログでも記載したが、商品の印象を信じすぎないこと。
僕のお客様には、デメリットも伝えている。
もちろんクレームは一切ない。