「不器用なヤツ」ほど、売れる。 僕はこうして営業を磨いてきた【不動産営業・住宅営業のコツ】

19歳で天涯孤独になる。力もコネもなく、残されたのは話術のみ。数字のみがモノを言う営業の世界で、最年少会社役員に抜擢。 話術は鋭利な刃物にもなれば、人を感動させる道具にもなる。紙一重の営業の極意を無料で公開。 あなたの3分の隙間時間に読んでみて欲しい。

買う気にさせる「説得」と「納得」の違い【営業のコツ】

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あなたが納得しているものは、売れる

 

 目次

 

 

心底、納得しているモノしか売ることが出来ない。

 

それもそのはず、本人が納得していないのだから、購入する相手など納得するわけなどないのだ。

 

頻繁に生命保険の営業マンに会う。

「秀吉さん、これ加入した方が良いですよ!!」と、言われることが多い。

僕は、すかさず「○○さんは、入っています?」と、聞く。

 

何と、8割が入っていないのだ。

 

僕が生命保険の営業マンならば、進める商品は加入しているし、保険証券を常に持ち歩いている。

つまり、あなたが本当に良いと思っているモノにしか、お客様はお金を払わないのだ。

 

 

 

僕は、完全注文住宅を専門に売っている。 

その僕が「戸建てを力説」したのちに、「僕は分譲マンションが良くて、住んでいますけどね」と言ったらどうだろうか。

言わなくても、聞かれた時点でジ・エンドである。 

もし矛盾している場合は、それ相応の理由が必要である。

 

あなたが紹介するモノは、あなた自身で納得した上で、提案するべきだ。

 

 

あなたが納得するだけでは、少し足りない

 

あなたがいくら商品を納得したとしても、お客様が納得しなければ意味がない。

それでは、どのように納得してもらうのか。

至ってシンプルである。

 

それは、「説得しないこと」である。

 

「僕も加入していて、絶対良いですよ!」

「これはあなたにピッタリです。この商品がなくなる前に加入した方が良いです!」

 

せっかく、自分自身が納得した商品を説明しているにも関わらず、お客様を圧迫してしまう人がいる。

 

実に惜しい。

 

それは、説得であって、「お客様の納得」とは、180度違う。

 

お客様には、納得させなければならないのだ。

 

 

納得とは、お客様自身が「自らの意思を以て、決断する」ことである。

説得とは、「僕たちの考えや論理を理解させ、促すこと」である。

 

つまり、

「納得」➡「お客様目線」

「説得」➡「あなた目線」

である。

 

 

昔は説得でも売ることが出来た

 

なぜならば、情報力を握っていたのは、売り手側だったからだ。

情報を知らない人間を、説き伏せることはどれだけ簡単なことだろうか。

念のため、30年前はインターネット普及率は3%である。

 

【昔の情報力】

業者>お客様(一般人)

この場合は、説得で説き伏せることが出来る。

 

【現在の情報力】

業者<お客様(一般人)

この場合は、商品知識がお客様の方が上である。

とても説得など出来ない。

 

今は何でも調べることが出来る上に、専門家の人とも身近にコミュニケーションを取れる時代である。

 

これだけたくさんの情報があるのならば、「現在」の売り方は、自ずと決まってくる。

 

それは、「お客様と数ある答えの中を、一緒に探す」ことに尽きる。

 

一緒に探すことで、お客様は納得した上で、決断するわけだ。

間違っても、あなたが良いと思うものを説き伏せてはいけない。

一緒になって、悩んで、考えて、その人のペースで決めていこう。

 

最後に

 

6年前の僕の営業方法と、今は180度違う。 

今でも恥ずかしいが、「これしかありません!!」が、口ぐせだった。

その売り方では、今は残念ながら成績を残すことが出来ない。

 

ただ、唯一出来るとすれば「ブルーオーシャン」しかない。

 

僕が取り扱っている商品は、「レッドオーシャン」である。

常に、比較検討され続けてしまう。

その中で、「これが絶対よい!」など言えない。

 

「考え方」を説くだけの時代になっている。

 

もし、あなたの商品がズバ抜けた特徴があるならば、その方法のままでよい。

これだけモノが揃った時代で、そのような事があるならば羨ましいと思う。

 

 

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