才能の見つけ方とは、あらゆる分野のフタを開くことである。
あなたの好きな分野が、必ずしも得意分野であるとは限らない。
もちろん「好きな分野」と「得意な分野」が一致している方が良いに決まっている。
もし一致していて成功しているのならば、そもそもこの文章を読む必要などない。
ただ、あなたが好きな分野を仕事にしていながら、成績が上がらないとしたら、それはただの趣味の延長線上である。
趣味のまま毎日を過ごすと、才能に気付かず人生の幕を下ろすことになる。
非常に勿体ない。
せっかく天から与えられた才能に出逢えず、人生を終えてはいけない。
才能の出逢い方
才能の出逢い方は、至ってシンプルである。
とにかく好き嫌い問わず、あらゆる分野に挑戦することである。
「え、それだけ?」と思うかも知れないが、それしかないのだ。
大人になると、多くの人が挑戦しなくなる。
小さい頃はあんなに挑戦して、失敗して、また挑戦して、、、と、繰り返していたのに、大人になるとパッタリと行動しない人が多い。
プライドや社会の常識に囚われて、変に丸くなってゆく。
そんな消極的な事なかれ主義では、厳しい競争にも生き残れないし、才能に出逢うことなど不可能である。
とにかくあらゆる分野に挑戦し、場数を踏んで欲しい。
もしかすると、幾多の辛苦をなめることになるかも知れない。
ただ、一度きりの人生だ。
どうせなら、挑戦して、挑戦して、最期にやり残しがないように人生を全うしよう。
その先に必ず、あなたの才能が浮き彫りになるから。
なぜ挑戦すると、才能に出逢えるのか
才能とは、他人があなたに対して「才能がある!」と思うことであって、あなた自身が思うことではないのである。
つまり、「他人の目から見ないと才能は分かりにくい」ということだ。
あなたがいくら「この分野では才能がある!」と豪語しても、周囲がそう思っていなければ、評価すらされない。
才能を評価するのは、いつもあなたではなく、あなたを囲んでいる人達だということを忘れてはならない。
だからこそ、あらゆる分野に挑戦して、周りが「10」頑張ったところを、あなたが「1」の努力で出来たことが才能である。
「あなたが呼吸するくらい簡単に出来ていることが、他の人には出来ない」
ここに、ヒントが隠されている。
PS 僕の才能
僕は元々、会社の経理職を目指していた。
経理の資格も取得し、大手企業からも声が掛かっていた。
だが、卒業間際に面白い行事があることを知った。
それは学校内に誰もが知る大手企業を呼んで、プレゼン大会をする行事だった。
内容は、その企業に向けて売上を挙げる仕組みをプレゼンするというもの。
5人1チーム、20組出場。
優勝チームは、全国大会に出場出来るというもの。
僕のチームは内気な人が多く、プレゼンテーターには推薦で僕が抜擢された。
話すことは不得意ではなかったが、頑張って企業の人達の前でプレゼンを披露した。
その結果、絶句された。
その絶句を僕は、「あ~、失敗しちゃった」と、内心思いながら話していた。
ただ、話し終えると、どの組よりも拍手が多く、優勝してしまった。
その後、全国大会に出場し、プレゼン賞を受賞。
先生も経理ではなく、「営業が向いているのではないか?」と急遽、猛烈なプッシュにより、営業職に就職した。
その結果、今がある。
自分の才能とは、自分が好きな分野ではないことが多いということ。
身を持って知ることが出来た。
あなたも、与えられた機会をスルーせず、挑戦してみることだ。
人生で一番若いのは、今、この瞬間である。
挑戦しよう!