笑い話にならない失敗【思い込みという罠】
誰しも一度は体験したことがある失敗
目次
思い込みという罠
今から7年前の当時23歳の新人の頃だった。
何をやっても空回りして、成果など本当に出るのかと怖くて仕方がない時代があった。初就職の勤め先は、賃貸営業だった。
賃貸営業とは、社用車でお客様が気にいるお部屋を見に行く事が、メインの仕事である。
物件を数件見に行くので、必然とお客様と話す量も増える。
つまり、雑談をしないと「間」が持たないということだ。
気が緩む『雑談』に罠が潜んでいる
その雑談で何度も痛い目にあってきた。
当時、1人のお客様をお部屋に案内する予定だった。
ただ、その男性は何の連絡も無く、お父様を連れて、店舗に足を運んでくれた。
若干、緊張する中でお部屋の案内をしていた。
案内していく中で、釣りの話をキッカケに雑談が弾んだ。
お客様も「ここにしようかな!」とお部屋が決まりかけており、全ては順調に進んでいた。
そこで、僕は声を弾ませながら、「お父さん!息子さんの家は、ここにしましょう!」と言った。
内心「セリフも決まった!」と思った。
脈を打ってるのさえも、身体で感じていた。
言い放ったあとは、お客様の口元を見ていた。
そして、お客様の口が動いたが、その言葉のあと、僕はフリーズしてしまった。
「同級生ですけど」
お父さんではなかった。
ここから先は何を言ったかも覚えていない。
大変失礼なことをしてしまった。
思い返しても、あの時には2度と戻りたくない。
固定概念はいらない
傷つけるつもりがないのに、傷つけてしまう事が1番罪が重い。
固定観念を持って、話すべきではないということだ。
自分の勝手な予想を、合っているかどうかも分からない内に、発言してはならない。
同じ例は、少ないかも知れないが、意外と当てずっぽうで話しているケースはないだろうか。
見た目で判断しない
僕の上司は、実年齢より歳上に見える。
白髪混じりで、とても40歳には見えない。
その上司がお母様の病院に行った際に、看護師から「お父様、どうぞこちらにお掛けください。」と言われたそうだ。
「息子ですが。。。」と言葉を放ち、看護師さん達は、フリーズしたという。
先週の話である。
昔の僕と全く同じ過ちをしてしまったわけだ。
何度も重複してしまうが、固定観念でものを話してはならない。
その話を聞いてより一層、身が引き締まった。
最後に
失敗続きでも、諦めなければ大丈夫。
1回や2回で直る人は少ない。
諦めず、「また至らない自分が出てしまった。直そう!」と気持ちを入れかえて欲しい。
そうすれば、必ず直る。
失敗しても大丈夫!立ち直りのコツ