リーダーに必要な資質とは、相手の悪いところも受容することだ
リーダーは、感情的になってはいけない。
相手の悪いところを受けとめよう。
多くのリーダーが出来ていないことがある。
それは、部下の成長を長い目で見てあげれないことだ。
「今」の実力を測っても、物足りないのは当たり前である。
もし、言うことなし!の部下が居たとしたら、あなたより出世するかも知れないし、あなたが部下になる可能性だってある。
あなたは、部下の今の実力を正確に判断し、的確にアドバイスをしなければならない。
それも抽象的に教えるのではなく、具体的にコトバにして伝えるべきである。
ただリーダーを目指す人ならば、誰しもぶつかる壁がある。
綺麗ごと抜きで、「部下はあなたをイラつかせる天才だ!」ということを知らなければならない。
あなたがいくら愛情を持って、100%伝えきった!と、思ったとしても、せいぜい30%程度しか伝わっていない。
そのおかげで、部下からの一言、一言に傷つくこともあれば、カチンッ!と、くることもあると思う。
悪気があるのならば、当然受け入れる必要などないが、悪気がないのならば、しっかり受け入れるべきである。
受けとめた上で、「次はどう伝えれば分かってくれるかな?」と考えるのが、あなたの仕事である。
1回言って分かる人などいない。
100通り違う言い方をして伝えてこそ、リーダーである。
その結果、部下はあなたに魅力を感じ、魅了され、次第にあなたの言葉が身体の中にスッと入ってくる日がくるはずである。
それまで、あきらめてはいけない。
追伸
当時、僕は上司に「1歩、立ち止まって考えなさい。」言われ続けていた。
もちろん一回で直るはずもなく、100通りの方法で伝えてくれていたと思う。
それほど、人の性格はなかなか直らないと自分自身で納得出来た。
それでも諦めずに、伝え続けてくれた上司を今でも感謝している。
次は僕の番だ!と思い、大きな心で受容し、部下に伝え続けていこうと思う。
空気の読み方とは、相手が思っていることを優先すること
空気が読めない人は、常に自分スタンダードだ。
空気が読めない人の多くは、常に自分事としてモノゴトを捉える癖がある。
プライベートだと、
「何食べたいですか?」
「なんでも良いです」
「ラーメンどうですか?」
「ラーメンは昨日食べたので、ちょっと、、、」
ビジネスだと、「今週だと予定つきます」と言い放ったにも関わらず、「その日は予定が入っていて、、、」となる。
1対1ならば、気にならない場合があるかも知れないが、人数が多ければ多いほど、違和感は増していく。
空気が読めないと断定される状況とは、常に複数人居る場合に起こる現象である。
3日前も実際にあったが、明らかに上司と部下の構成の2人に対して、「お友達ですか?」と尋ねる勇者がいたが、その人は固定観念が強すぎて、客観視出来ていない為に起こった発言だと思う。
一瞬で空気が変わるのを肌で感じたが、当の本人は気付いていない。
気付いていないから、空気が読めないのである。
空気の読むには、一つのコツがある。
「全てにおいて、あなたの意見を混ぜない事」に尽きる。
空気を壊すのは、たいてい「あなたが」感じたことであって、客観的なことではないことが多い。
例えば友人と集まった時に、旅行の話になったとしよう。
「やっぱり旅行は、バリが良いよねぇ~」
「うん、うん、バリも良いよね!」という会話の流れの中に、「でも、バリは少し郊外でると、とっても汚いよ。」と、空気を裂くツワモノがいる。
会話の流れは、「今」バリが良いという流れになっていたのに、あなたがバリは汚いというマイナスなことを発言するべきか、どうか、が分かっていないのだ。
おそらく、「あなた自身が行った時の感想を伝えなきゃ」と思ったのかも知れない。
ただ、まずは「あなたの思い」と「周囲の思い」は違うことに気付かなければならない。
集団でいる時も「周囲の思い」に合わせて、会話を進めるべきである。
もしかすると、素直なあなたは、相手が旅行した時にガッカリしては可哀想と思ったのかも知れない。
ただその発言は、周囲がバリのマイナスな点を話し始めた時に炸裂するのであって、プラスの話の時に切り裂くものではない。
周囲の温度とあなたの温度を合わせることが大切である。
真実ばかりを語ってはいけない。
話すときは一呼吸置いて、話してみよう。
追伸
僕も当時は空気が読めないと言われ続けてきた。
だからこそ、伝えられるものがある。
出世しない人は、揚げ足取り名人だ
出世しない人の特徴に、他人の粗を指摘する癖がある。
揚げ足を取った張本人は、その瞬間は気持ちよいと思うが、回りまわって100倍で跳ね返ってくる。
揚げ足を取られた人は、そのことを一生忘れない。
忘れているのは、張本人ただ一人である。
気付かぬうちに、少しずつ敵を増やし、飽和した瞬間に一斉射撃を食らって、ジエンドである。
第一次情報なので、まず間違いない。
また揚げ足を取ることを主としている人の特徴として、被害妄想癖が挙げられる。
それもそのはず、圧倒的に自信がない人は、他者の間違いを指摘することで、精神の平安を保っているからだ。
あなたはそうではないと思うが、指摘したいポイントがあっても黙ってあげるのが大人である。
大人になるのは年齢を重ねるだけで簡単だが、精神的に大人になるには少しコツがある。
それは、相手の悪いところや間違いに目を向けるのではなく、相手の良いところに目を向けることである。
相手の欠点を指摘するのに、知恵は必要ないが、良いところに発見するには、知恵がいる。
知恵がつかない限り、相手の欠点ばかりに目を向けてしまう人生で終わってしまう。
ビジネスにおいては、相手の良いところを見抜く力が無ければ、「周囲は全て敵!」と感じてしまう。
例え親切なことをされても、全て斜に構えてしまい、本来とは違う解釈をしてしまう。
反対に、相手の良いところを見抜く力がつくと、相手のことを許せるようになる。
なぜならば、許せるということは、相手に愛情があって初めて「許す」ことが出来るのだから。
この「許す範囲」の広がりによって、あなたの器と出世が決まる。
課長は次長に許され、次長は部長に許される。
部長は取締役に許され、取締役は社長に許される。
許すということは、社会と同じくピラミッド型になっている。
このことに気付いたあなたは、揚げ足など取っている場合ではないのだ。
あなたはこのブログを読んでいるくらいだから、出世したい人なのだろう。
それであれば、他人の揚げ足を取っている時間などない。
許される側ではなく、いち早く許す側にまわろう。
失敗に、ビビッていては成長など出来ない
失敗から逃げても、必ず失敗する。
それならば、勇気を持って一歩踏み出そう。
手っ取り早く、成長するには「とにかく失敗する」しかない。
第一線で働いているプロも、そこからプロがスタートし始めたのである。
そもそも痛い思いをしなければ、学ぶことなど出来ないのだ。
あなたを創ってきた何十年をいきなり変えることは不可能であるし、一回の間違いで完ぺきに直る人もいない。
つまり、何度も失敗して立ち上がる以外に成長の道はないのである。
映画や漫画もそうではないだろうか。
失敗せずに成功しかしていない映画を、誰が見るだろうか。
負けずに圧倒的に勝ち続けている漫画を、誰が読むだろうか。
ビビッて失敗から遠ざかっているあなたに忠告したい。
その行動こそ、一番遠回りな成長である。
ここで大切なのは、下手な見栄やプライドを気にするのではなく、どんどん失敗して学び続けようということだ。
失敗から逃げずに、反省を繰り返せば必ず成長出来る。
僕にも経験があるが、反省したのちに課題をクリアできると楽しい。
心の底から興奮と感動がこみ上げてくるし、また次もトライしよう、という気持ちにもなれる。
そうこうしているうちに、次第に失敗を恐れるどころか、自分の失敗パターンが分かってくる。
失敗のパターンが分かれば、失敗は激減する。
ちなみに、失敗の8割の原因は、「あなたの性格とリンクしている」ということに気付くはずだ。
人の仕事の能力にそれほど大きな差があるとは思えない。
もちろん、エジソンなどの天才を除くが、それ以外の人間の能力など、ほぼ変わらないと思っている。
あらゆる仕事において、能力の向上も大切だが、人間として一番成長させなければいけないのは、性格である。
お客様にキレてしまったり、上司にキレてしまったりするのは、あなたの精神年齢が未熟だからである。
少し傷つくことを言われただけで、落ち込んだ顔をし、少し嫌なことを言われただけで、憤慨する。
感情の起伏が激しいことは、サービスマンの最低条件だが、コントロール出来ないと苦労がふいになる。
歯を食いしばって我慢することも大切だし、感情を抑えることも大切。
まずはつべこべ言わず、失敗して性格を直そう。
あなたの性格を改善する方が成長速度は圧倒的に早い。
それが一番の成長する近道である。
追伸
感情の起伏は仕事のモチベーションに起因する。
悔しい時こそ、その熱量を仕事に向けよう。
「この人は何度言ったら分かるんだ!」と、思うあなたへ
断言するが、数回注意したくらいで、人など変わらないのである。
「何回、言ったら分かるんだろう」と、よく耳にするが、何回言っても分からないのが、人である。
あなたは、一回言われただけで、全身にイナズマが走るくらいの衝撃を覚え、学習していくかも知れない。
だからこそ、今の地位があるのかも知れない。
ただ、世の中には一回伝えたとしても、右から左の人が非常に多いのだ。
真面目なあなたは、「どういう神経しているんだ」と思うかも知れないが、事実である。
もしあなたと同じくらいの感性でモノゴトをみることが出来るのならば、そもそも注意などされない。
まず、そのことに気付くべきである。
ただ、伝えるにも限度は存在する。
「同じことを100通り伝えても伝わらないのなら、諦めるべきだ」と、伝えたい。
相手が、同じミスをしてしまった場合に「いかに違う言い回し方で伝えるか」に集中すべきである。
一種のゲーム感覚で注意することが、あなたのストレスを溜めないコツである。
違う言い回し方には、あなたの語彙力が試される。
もし、100通りの前に語彙力が尽きてしまった場合、それはあなたの負けである。
巧みに声のトーンを変えたり、例え話を相手の興味あるものに寄せたりしながら、何度も伝えてみよう。
「100通り伝えたのに、全く変わらない」という場合
その場合に限っては、見限っていい。
断言するが、これ以上あなたが手をかけたとしても、改善されることはないのである。
原因は2つあって、1つは「相手がそもそも今いる土俵に合っていない」場合。
もう1つは、「あなたのことを尊敬すらしていない」場合だ。
かなりキツイ言い方に聞こえるかも知れないが、事実である。
1つ目は、あなたにはどうしようもないので、諦めるほかない。
2つ目は、これもあなたにはどうしようもないので、スッパリ割り切るしかないのである。
2つ目に限っては、お互いの精神面が削れていく上、お互いが不幸になってしまうので、「尊敬されていない?」と感じた瞬間に手を引くべきである。
例え、あんたが尊敬されていないことに気付き、尊敬されるように頑張ったところで意味がない。
その頑張りに相手は気付き、より一層離れていくからである。
こればかりは、誰が悪いという話ではなく、ただ単純に合わなかっただけである。
バッサリいくことも、時には大切だということだ。
あなたの後ろ姿は、あなたが思うより、多くの人に見られている。
語彙力を磨き、素敵な言葉をプレゼントしていこう。
圧倒的な情熱を持てば、他者を圧倒できる。
圧倒的な熱量は、人を魅了する。
圧倒的な時間を投下すると、どの分野でも必ず抜きん出ることが出来る。
それもそのはず、誰よりも時間を投入し、誰よりも執着を持ち、PDCAを繰り返しているからだ。
今の時代、そこまで情熱を持たれたら、多くの人が太刀打ち出来なくなる。
なぜならば、就業時間外に働く人が減ったからである。
就業時間外に遊んだり、趣味に没頭する人が増えたおかげで、圧倒的な差をつけることが出来る時代になった。
これからは仕事が出来る人と、出来ない人の差は、宇宙の広がりと同じ速度で広がっていく。
自由な時間が増えたことによって、その時間の使い方に大きな差が出る時代になったということだ。
ある飲食の経営者が言っていたが、「こんなにも抜きんに出ることが簡単だったなんて」と、漏らしていた。
その経営者は、10坪ちょっとの店舗で年商3,600万円を叩き出している人である。
原価率が37%。企業からの商品開発で毎月60万円。
世界一のお店にするという名目で、クラウドファンディングで3,000万円を集め、更に独自の店舗を出店するそうだ。
お客様の多くが同業者というのも驚きである。
また、誰もが知る有名人もお忍びで来るほどだ。
わずか独立4年で場所も良くない札幌の2階のテナントで、ここまでの実績はなかなか出せない。
ここまでになった理由を仲良くなったキッカケで教えてくれたのだが、あまりにもシンプルでスカッとした。
「毎日3時間睡眠で、人生の全てを料理に捧げている」とのことだった。
ここまでやり切って失敗したら、後悔も未練もないという。
これがプロである。
翻ってあなたはどうだろうか。
もし、あなたがプロを目指しているのならば、「ここまでやりきったら後悔はない」と、言える毎日を過ごすことだ。
時間は有限である。
どうせ一度きりの人生、一回はやりきってみよう。
過ごし方で、人生は大きく変わる。
追伸
このお店の予約は、メールでの受付のみだ。
理由は、店舗で電話が鳴るのは、こちらの都合であって、お客様には関係ないことだから、と。
メニュー表もなく、ドリンクメニューもない。
もっと言えば、僕達以外にお客様もいない。
一度に2組は入れないで、その一組に非日常を味わって欲しいとのことである。
感動尽くしだった。
成長の一番の近道は、社内で一番出来る人の真似をすること
【自己流は土台となる基礎が出来てから】
出世や成長の一番の近道は、社内で一番出来る人の真似をすること。
これが一番の近道である。
もし、「人の真似をしなくても出世なんて出来る!」という人ならば、そのまま邁進して欲しい。
それで突き抜けることが出来るならば、独立することをオススメする。
ただあなたが、普通の凡人であれば、出来ている人の真似をすること以外に成長する方法はない。
しっかりと守破離の順を踏んで、最後にオリジナリティを出すことが正解である。
間違っても、最初から自分流などを語ってはいけない。
何をするにも、土台である基礎が一番大切なのである。
基礎もままならないのに、自分流を突き通しても失敗に終わる。
例えば、音楽関係でいうと、ギターのコードを覚えることから始まり、実際に指で押さえ、鳴らしてみる。
他のコードも次々と覚えて、練習を繰り返し、メロディーを奏でることが出来る。
当たり前の話である。
ただ、あなたが基礎の勉強もしないで、出来る方からも教わらないで、曲が弾けるというならば、天才だと思う。
凡人には到底不可能だが、コードを自分で1つ1つ発見して、メロディーを奏でるとなると、天才でも相当な時間がかかるはずだ。
もしかすると、生きている中では達成出来ないかも知れない。
そもそも学ぶということは、先人達が時間をかけて作ったノウハウなどを短時間で身につけることをいうのだ。
最初の内は、自力で物事を解決など出来るはずもないのだから、出来る人に聞くしか方法はない。
もちろん、読書という先人の知恵を拝借するのもよい。
あなたが悩んでいることは、先人の成功者は既に経験済みなのである。
だからこそ、的確に的を得たアドバイスが可能なのである。
【人に聞く+α】
僕は、いつも壁にぶち当たったら、その分野に詳しい人に聞くのと同時に、書店に行く。
書店に行けば、同じく僕が悩んだことを克服して、輝いている人が書籍化しているケースが多い。
それを探しに行くのだ。
探しに行ったキッカケで、思いがけないサプライズもあるかも知れない。
本来の目的とは違い、たまたま目に入った雑誌の表紙の一文をみて、「ピンッ!」ときて、解決してしまうかも知れない。
つまり、解決に向けて思考が働いていると、自動的に自分が求めているものを脳が勝手に検索してくれているのだ。
動かずにいると、脳ミソは勝手に検索してくれない。
まずは悩んだら、ジッとしているのではなく、まず行動してみよう。
ヒントがそこら中に広がっている。
【失敗を恐れず、果敢に挑戦しよう】
僕にも、右も左も分からない時代があった。
がむしゃらに努力しても結果が出ず、いつも悩んでいた。
全速力で走っているのに、向かい風が強すぎて進まない感覚だ。
全身疲労感満載でも進み続けるしかなく、弱り果ててた。
弱っていたので、気分転換に海外のドラマ「SUIT」を見たのがキッカケでヒントを得た。
主人公がトップセールスマンである役の人に、とにかく何でも聞いていたのだ。
聞いて、調べて、行動して、失敗して、また聞いて、、、
またトップセールスマンですら失敗することもあった。
リアルなドラマである。
ただ、トップセールスマンの場合は、転んでもタダでは起きない精神が隠れていた。
僕はたまたまドラマで、「トップセールスマンでも果敢に挑戦して失敗するのに、自分自身が失敗を恐れてどうするんだ!」と吹っ切れた。
何がキッカケで、人生の転機が訪れるか分からない。
分からないからこそ、日頃アンテナを張り続けないと発見出来ないことは理解出来た。
もし、あなたが現在悩んでいるのならば、考え過ぎず、果敢に挑戦し続けるべきである。
失敗を恐れている場合ではない。